役割は「家族、兄弟」 バレンティンら助っ人支える鷹通訳の知られざる姿
ソフトバンクでデスパイネや新加入のバレンティンらを担当する青木レオナルド氏
2月1日、プロ野球の12球団が一斉にキャンプインの時を迎えた。沖縄、宮崎で球春が到来し、各球団のキャンプ情報が各メディアを賑わすようになってきた。今季は東京五輪で開幕が早まることもあって、早くも実戦形式なども行われ始めている。
キャンプで大きく話題となるのが各球団のルーキーと、そして新助っ人だ。ルーキーで言えば、ロッテの佐々木朗希投手や中日の石川昂弥内野手、助っ人で言えば、巨人のパーラやオリックスのジョーンズなどが大きな注目を集めている。
今季、4年連続での日本一を狙うソフトバンクで言えば、ヤクルトから移籍してきたウラディミール・バレンティン外野手が注目されている。ただ、ここで話題にしたいのはバレンティン本人ではない。その傍らで寄り添うように行動している男性、スペイン語通訳の青木レオナルド氏である。
青木レオナルド氏は2014年からソフトバンクで通訳を務め、今はデスパイネやグラシアル、そして今季から加入したバレンティンと、スペイン語を話す選手を担当している。外国人選手が活躍するためには、その選手の実力以上に、周囲の環境が大切とも言われる。その中で通訳が果たす役割は大きい。
デスパイネ、グラシアル、モイネロら近年、多くの外国人がしっかりと成績を残しているソフトバンク。そこには通訳として選手たちと関わる彼らの知られざるサポートがある。そこで、通訳として果たすべき役割や、その仕事の中身などをデスパイネらを支える青木レオナルド氏が語った。