巨人新外国人パーラが忘れられない“栗色のグローブ” 助っ人のルーツを探る
両親を6、7月頃に日本に呼ぶ考えを明かした
メジャー契約も果たし、ブルワーズ、オリオールズ、ロッキーズ、ジャイアンツ、ナショナルズと渡り歩き、ワールドシリーズにも出場した。外野手としてゴールドグラブも2度(11年、13年)獲得する選手となった。そして、日本でも巨人と契約を結んだ。
「自分のできることをやって、家庭を助けたいなと思っています。今もその過程にいます。ありがたいことに、両親は二人とも元気で6、7月頃には日本に呼びたいと思っています。これまでも、球場に来られない時は、映像を見てもらっていた。今も、日本の放送をベネズエラで見られないか、考えているところです」
そのひたむきなプレースタイル、手を上下に叩く“サメダンス”など、米国ではファンに愛された。
「自分はどんなチームであれ、プレーするチャンスをいただいたところには感情が湧いてきます。一生懸命、仕事をしたいと思う。ワシントン(ナショナルズ)に対しても特別な感情はあるし、それと一緒で、ジャイアンツもチャンスをくれたので同じくらいの愛情を持っています」
パーラのチームへの思いと深さが、ファンを喜ばせる好結果となっていく。
(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)