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巨人新外国人パーラが忘れられない“栗色のグローブ” 助っ人のルーツを探る

昨年、MLBのナショナルズでワールドシリーズ制覇に貢献し、今季は巨人の新外国人選手として加入したヘラルド・パーラ外野手の“ルーツ”に迫った。練習熱心で、チームや野球をこよなく愛する姿勢はベネズエラで育った幼少時代から備わっていたもの。世界一を経験しても、まだ日本で成功しようとする原動力は家族への感謝と愛だった。

巨人新助っ人のヘラルド・パーラ【写真:荒川祐史】
巨人新助っ人のヘラルド・パーラ【写真:荒川祐史】

「家族を助けたかった」野球への向き合い方が真面目、その理由は?

 昨年、MLBのナショナルズでワールドシリーズ制覇に貢献し、今季は巨人の新外国人選手として加入したヘラルド・パーラ外野手の“ルーツ”に迫った。練習熱心で、チームや野球をこよなく愛する姿勢はベネズエラで育った幼少時代から備わっていたもの。世界一を経験しても、まだ日本で成功しようとする原動力は家族への感謝と愛だった。

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 ファンもナインも熱狂したワールドシリーズ。童謡「ベイビー・シャーク」のリズムに乗ってパーラも躍動した。その存在はクラブハウス内を明るく照らし、チームに勢いをつけた。笑顔が印象的な選手だが、野球と向き合っている時の目は鋭い。

「(原監督の野球は)紅白戦を見て、頭を使った野球をすると感じました。巨人の野球はこういう野球をするんだなと思って見ていました。私は何を言われても、監督の考えには従いますし、リスペクトをしています。巨人のユニホームを着ている以上は、信じてついていこう、そう思っています」

 宮崎の春季キャンプ中の紅白戦。出場予定はなかったが、ベンチから離れた場所でパイプ椅子に座り、戦況をじっと見つめていた。サインプレー、送りバントのタイミング、投手の配球……頭の中にインプットさせていた。

 野球に真摯に向き合う姿勢はどのようにして、作られていったのか。言葉の節々から“家族を助けたい”“喜ばせたい”という思いが少なからず、関係しているように思える。家族についても聞いていいですか? と問うとOKの返事がすぐに来た。パーラは言葉を続けた。

「私の家庭は決して裕福ではなかったんです。質素でした。その中で両親には愛情を持って育ててもらった。豊かな生活は送れなかったけど、愛に満ち溢れていました」

 パーラは5人兄弟の真ん中。兄と姉、下に双子の弟がいる。野球にかけられるお金もそう多くはなかった。だから、6歳の頃に初めて買ってもらった栗色のグローブのことを今でも忘れない。

「野球をするために家族にもらったグローブ、いつまで? と言われると正確ではないけれど、ずーっと(大きくなるまで)使っていました。もう“くちゃくちゃ”になるまで使いましたね。本当にもらったのがうれしくて、野球が楽しかった情景が思い浮かびます」

 親からもらったプレゼントで一番、うれしかったものだという。家族の思いと道具を大切にしながら、野球と一緒に育ってきた。ひとつのこと、ワンプレーを疎かにはしない。双子の弟の一人も、ダイヤモンドバックスと契約してダブルAまで上がったという。パーラにも野球で稼ぎ、家族に恩返しをしたい思いが今でもある。

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