巨人史上最強助っ人クロマティ氏が熱弁、外国人選手が日本で成功する条件

「いいチームメートになることが1番大事。能力は二の次になります」

 逆に、巨人で外国人投手史上最長の8年間プレーしたスコット・マシソン投手については「史上最高の外国人選手だ。私を除いてね。私が助っ人でナンバーワンだから(笑)」と絶賛した。

「スコットはロイ・ホワイト、ラミチャン(アレックス・ラミレス現DeNA監督)のような日本で大成功した外国人選手と並ぶ存在です。それと同時に、素晴らしいチームメートでもある。多くを残してくれました。スコットは外国人選手にとっては見習うべき最高のお手本です。いいチームメートになることが1番大事。能力は二の次になります。チームの一員であるという意識が大事。日本スタイルでプレーしたいか。日本のマナーを守ることができるのか。成功するにはそこが1番大事になります」

 どれだけ日本に馴染むことができるか――。実際に日米で成功したクロマティ氏の言葉には説得力がある。

「私はどこにいようが、そこの一員になれます。日本、中国、スペイン語圏、全員黒人選手であろうが、白人選手であろうが、関係ありません。私の能力はどこでもプレーできるという部分です。どんなチームメートでも、どんな国でもプレーできる。どんな時でも、世界中どこでも問題ない。チームメートを知る。自分自身を仲間に知ってもらう。コミュニケートできる。それが自分の1番いいポイントです」

 今年は巨人のアドバイザーとして活動する史上最強助っ人が日本に注ぐ深い愛情は、今も変わることがない。今季NPB入りした選手の中から、クロマティ氏のような実績を残す選手は現れるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

CATEGORY