筒香嘉智にレイズが“太鼓判”を押すワケ 岩村明憲氏が示した「良い経験」とは
岩村氏は開幕後に一変、1年目に123試合出場、打率.285をマークした
しかし、開幕後に一変した。「その後シーズンが始まると、彼は素晴らしかった」。1年目は123試合出場で打率.285、OPS.770をマーク。そして、2年目はチームリーダーとしてワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
「そこから我々が学んだこと。それはスプリングトレーニングがどれだけ重要かと言うこと。私が思うに、日本人選手たちにとっては、単に楽しむことも大事な一方で、準備することがまず大事だということ。(筒香がスプリングトレーニングの)試合で良い結果を残せなくても、我々は既に(岩村の例があるように)良い経験をしているから、彼は問題ないだろう」
岩村氏のように、オープン戦で低調でも筒香の力を疑う必要はないと同オーナーは考えている。不慣れな環境の中、メジャーデビューに向けて調整する新戦力をチームはしっかりと支えてくれている。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)