通算塁打では王貞治、野村克也… 長距離打者に有利な指数も直近10年では変化?

近年の野球界を代表する好打者たちが名を連ねた

 続いて、通算成績にも目を向けてみよう。現役選手内における、通算塁打数のトップ10は以下のようになっている。

1位:福留孝介
3231塁打(1866試合 6527打数)
2位:内川聖一
3162塁打(1977試合 7161打数)
3位:中村剛也
3034塁打(1664試合 5729打数)
4位:鳥谷敬
2945塁打(2169試合 7448打数)
5位:坂本勇人
2943塁打(1670試合 6440打数)
6位:松田宣浩
2882塁打(1636試合 6056打数)
7位:中島宏之
2712塁打(1682試合 6003打数)
8位:栗山巧
2530塁打(1847試合 6450打数)
9位:糸井嘉男
2460塁打(1502試合 5381打数)
10位:青木宣親
2223塁打(1246試合 4884打数)

 現役選手の中で最多の数字を記録したのは、NPBで2度のサイクルヒットを達成している福留。その他にも、日本球界において長きにわたって活躍してきた名選手たちが顔を並べている。個々の数字に目を向けると、上位に入っている選手たちは相応の打数を重ねていることもわかるが、中村は6000打数未満ながら通算3位に入っている。持ち前の長打力を武器に、ハイペースで塁打を積み重ねてきたことを証明する数字かもしれない。

 そんな中で、現在31歳の坂本が現役選手の中で5位につけており、年齢的にも今後さらに成績を伸ばしていく可能性は大いにありそうだ。また、青木はMLBで6年間にわたってプレーしていたこともあり、打数の面では他のトップ10に入った選手たちよりも少なくなっている。2019年の時点で4000打数以上の選手の中では歴代最高の打率を記録していることもあり、やはり塁打を積み上げるペースもかなり速かったようだ。

通算記録では、日本球界の歴史に残る大打者がズラリ

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