巨人ディプランではや8人目 異例のハイペースで増える支配下昇格の背景は?
各球団が育成システムに力を入れ出したことの成果か
2019年:4人(19人)
2018年:6人(20人)
2017年:1人(14人)
2016年:3人(18人)
2015年:4人(13人)
2014年:3人(11人)
2013年:1人(16人)
2012年:2人(19人)
2011年:2人(9人)
2010年:3人(10人)
2009年:4人(8人)
2008年:1人(7人)
2007年:2人(5人)
2006年:0人(2人)
これまで3月末までの昇格は、最も多くても2018年の6人。1人から4人程度の年がほとんどで、今季の8人というのは明らかに多い。
これは各球団が育成システムに力を入れてきていることも要因にあるだろう。巨人の山口鉄也投手やソフトバンクの千賀滉大投手や甲斐拓也捕手が台頭してきたことで育成選手の秘めるポテンシャルの高さを感じさせられることとなり、以前は育成選手の獲得に積極的ではなかったチームも育成ドラフトで選手を指名するようになってきた。
各球団が育成に力を入れ出したことで、その力を花開かせるようになった選手が増えてきたと言えるだろう。また、近年はマイナーリーグや中南米のリーグでプレーしてるような外国人をまず育成選手で獲得してくるケースも目立つ。
ソフトバンクのリバン・モイネロ投手や巨人のCC・メルセデス投手などはその例で、今年で言えば、フローレス、モタ、ディプランなどがこれに当たる。広島の場合はドミニカカープアカデミーから育成選手、そして支配下という流れもできている。“ジャパニーズ・ドリーム”を目指して来日した外国人が才能を開花させることも増えてきた。
ここまで8人が支配下へと昇格した2020年の育成選手。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れている難しい状況ではあるが、果たしてシーズンではどれだけの選手に朗報が届くだろうか。
(Full-Count編集部)