「自粛している間に何を得るのか」元マイナーリーガー根鈴雄次氏が説く野球上達法
「この難局を、変化する、変化できるチャンスと捉えて」
――閉鎖期間中、生徒たちにはどんなトレーニングをしてほしいですか。
「道場生には口頭では伝えていませんが、結局、トレーニング、ワークアウトは自分との対話です。今の状況を、自分を見つめ、磨く良い時間だと思うメンタルが湧き出て欲しいです。日々私のレッスンに来ている選手たちの中には意図が伝わっていると思います。しっかり理解してくれれば嬉しいです。何かしらのきっかけになればと思って、YouTubeなどに1人で出来るスイングのイメージ動画などはあげています」
「それから僕は打撃指導の傍ら、いろんな製品も紹介しています。道場でバッティングを教える中で、スタンダードティーでの打撃練習を重視しています。僕は『タナーティー』という製品を輸入していますが、普通のティーより使いやすく耐久性があります。これを使うことでスタンダードティーでの練習がよりやりやすくなります」
「それから『バレルバット』と言うトレーニングバットを新たな日本の野球のスタンダードになるように広めています。これはバットの効率的な使い方を感覚的に理解できます。大変な時期ですが、ポジティブに言えば今は『自分でコツコツと練習が出来る時期』です。こうした道具は、ピッタリのアイテムだと思います。使っていただければと思います」
――コロナ禍はやがて明けると思いますが、今後、どんなことを推進したいですか。
「復活期になった時に、何かを得ているのか、失ってしまうのか、は各個人の意志や行動だと思います。Stay Home & Stay Ready。この難局を、変化する、変化できるチャンスと捉えて、私自身もさまざまなトレーニングをしていきます。がんばりましょう!」
(広尾晃 / Koh Hiroo)