ファンが選ぶ12球団の真の“最強助っ人”決定! バース&メッセの阪神コンビが1位

バースは甲乙付け難い面々の中でもダントツの49%を集めた

 一方で野手の“最強”に選ばれたのは、こちらも阪神のランディ・バースだった。投手と同様に4グループに分けて投票を行い、勝ち上がったブーマー・ウエルズ(オリックス)、アレックス・カブレラ(西武)、ウォーレン・クロマティ(巨人)で決選投票を行った。4人共に甲乙付け難い助っ人たちではあるが、その中でもバースは過半数に近い49%の票を集めて、支持された。

 1983年に阪神に入団したバースは掛布雅之、岡田彰布らと強力な中軸を形成。1年目からいきなり35本塁打を放つと、3年目の1985年には打率.350、54本塁打134打点で史上6人目の3冠王に輝いた。さらに翌1986年にはNPB歴代最高打率となる.389をマークし、47本塁打109打点で2年連続の3冠王となった。

 1985年と1986年にはパ・リーグで落合博満も2年連続で3冠王となっており、セパ両リーグでの3冠王誕生というプロ野球の長い歴史でもこの例しかない偉業が2年連続で達成された。また、バースは掛布、岡田と共に伝説の“バックスクリーン3連発”を記録するなど、記録にも記憶にも残る助っ人だった。

 結果的にはメッセンジャーとバースという阪神の歴史に名を刻む助っ人2人が“最強助っ人”に選ばれた。この他にももちろん素晴らしい助っ人たちはいた。ただ、このメッセンジャー、バースという2人の外国人は、どのファンにとっても強烈なインパクトを残しているのは間違い無いだろう。

(Full-Count編集部)

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