DeNAラミレス監督、試合数減で「序盤の出遅れは許されない」 勝負の就任5年目
開幕ローテーションは「このさきの試合を確認して決める」
ラミレス監督は自主練習期間突入前、新主将でもある佐野恵太内野手を初の開幕4番、左腕・今永昇太投手を2年連続2度目の開幕投手に指名していた。この日は「佐野の4番は、コンディションも良さそうだし、基本的に継続していくと思う。投手の先発ローテーションは、考えていたプラン通りいけばいいが、この先の試合(練習試合)を確認して決める」と語った。
NPB(日本野球機構)は6月中旬以降の開幕を目指しているが、すでにセ・パ交流戦の中止が決まり、試合数減は避けられない。ラミレス監督は「『序盤に出遅れても、あとから挽回できる』という考え方は良くない。“デイ・バイ・デイ・ベースボール”(1日1日野球)で、開幕から100%の状態でやっていきたい」と語った。昨季は4月に10連敗を喫するなど出遅れ、夏場の巻き返しでリーグ2位に入ったが、同じ戦い方は通用しないというわけだ。
1年契約で就任5年目を迎えたラミレス監督。自主練習期間中は「一時は野球のことを忘れるくらい、家族と時間を過ごすことに集中できた」という。妻、2男1女との生活を楽しんだ様子だが、「今はもう切り替えて野球に集中しているよ」と“勝負の年”へ向けて気合を新たにしている。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)