西武新助っ人大活躍、オリAJ&鷹バレ大丈夫? 助っ人の現状を診断【パ編】
ロッテのレアードとマーティンも共に打率1割台と不安が残る
【楽天】
ウィーラー
19打数4安打0本塁打2打点 .210
1週目:13打数4安打0本塁打2打点 .307
2週目:6打数0安打0本塁打0打点 .000
ブラッシュ
25打数9安打3本塁打6打点 .360
1週目:13打数4安打2本塁打2打点 .307
2週目:12打数5安打1本塁打4打点 .416
ロメロ
27打数9安打2本塁打6打点 .333
1週目:13打数5安打1本塁打2打点 .384
2週目:14打数4安打1本塁打4打点 .286
楽天の3人の助っ人には明暗が分かれている。昨季も主砲として活躍したブラッシュは練習試合を通じて打率.360。特に2週目は.416と状態を上げており、上向き調子で開幕を迎えられるか。オリックスから移籍したロメロは期間を通じてまずまずの結果。一方のウィーラーは2週目は出場機会も限られ、打率.000で終えた。
【ロッテ】
マーティン
31打数6安打2本塁打6打点 .193
1週目:13打数2安打0本塁打2打点 .154
2週目:18打数4安打2本塁打4打点 .222
レアード
33打数6安打1本塁打6打点 .182
1週目:13打数3安打1本塁打3打点 .231
2週目:20打数3安打0本塁打3打点 .150
ロッテの助っ人は共に打率1割台と、練習試合では結果を残せなかった。2年目のマーティンは練習試合通じて打率.193。若干2週目の打撃成績が上向いているのは好材料か。一方でレアードは1週目の.231から2週目は.150と下降。経験が豊かな選手だけに、シーズンが始まってからの復調に期待したい。
【日本ハム】
王柏融
18打数4安打2本塁打4打点 .222
1週目:12打数3安打2本塁打3打点 .250
2週目:6打数1安打0本塁打1打点 .167
ビヤヌエバが虫垂炎の手術で離脱し、助っ人野手が王柏融1人となっている日本ハム。王柏融も1週目は.250、2本塁打とまずまずだったが、2週目は出番も限られ、わずか1安打。レギュラーが確約されているわけでもなく、定位置争いという面でもアピールできなかった。
【オリックス】
ジョーンズ
25打数3安打0本塁打3打点 .120
1週目:11打数3安打0本塁打2打点 .272
2週目:14打数0安打0本塁打1打点 .000
モヤ
12打数3安打0本塁打0打点 .250
1週目:8打数3安打0本塁打0打点 .375
2週目:4打数0安打0本塁打0打点 .000
ロドリゲス
40打数12安打3本塁打9打点 .300
1週目:16打数5安打1本塁打4打点 .313
2週目:24打数7安打2本塁打5打点 .291
最下位脱出を目指すオリックス。3人の助っ人野手で練習試合で最も結果を残したのがロドリゲス。1週目、2週目と大きな成績の変化はなく、安定して3割前後の成績を残した。球界屈指のパワーを発揮しており、シーズンでも期待したい。気がかりなのは、鳴り物入りで加入したメジャー282本塁打のジョーンズ。打率.120、16打席連続無安打のまま練習試合を終えた。
練習試合と公式戦ではバッテリーの攻め方も変わり、そして助っ人たちの集中力、モチベーションも違うはず。シーズンに入って豹変する選手もいるかもしれない。ついに始まるプロ野球。各チームの助っ人たちがどんな働きをするか注目したい。
(Full-Count編集部)