オリックスに恩恵、ホークスは悩ましい? 増える外国人5枠をどう使う【パ編】
ロッテは外国人枠5枠を活用できるも、投手はリリーフ3人で運用難しい?
【楽天】(外国人6人)
投手:◎シャギワ、◎ブセニッツ、宋家豪
野手:◎ロメロ、ウィーラー、◎ブラッシュ
6人が在籍する楽天は「投手2、野手3」か「野手2、投手3」の配分になるだろう。シャギワ、ブセニッツ、ロメロ、ブラッシュの4人は当確で、あと1枠が宋家豪かウィーラーか、というところ。ただ、楽天の助っ人投手には先発投手がいない。そのため、誰か1人をベンチから外すことを常に考えなければならず、運用は難しくなるかもしれない。
【ロッテ】(外国人6人)
投手:◎ハーマン、◎チェン、◎ジャクソン、フローレス
野手:◎レアード、◎マーティン
ロッテは「投手3、野手2」が運用の基本プランとなるだろう。ただ、その投手3人はいずれもリリーフ投手。レアード、マーティンは打線に欠かせない存在であるため、毎試合、このリリーフの中から1人をベンチから外すことになる。疲労や状態に応じて入れ替えができる点はメリットだが、先発投手が枠に入る球団よりは利点は少ないか。
【日本ハム】(外国人5人)
投手:◎マルティネス、◎バーヘイゲン、ロドリゲス
野手:◎王柏融、ビヤヌエバ
外国人が5人の日本ハムだが、ビヤヌエバが虫垂炎のため、開幕は絶望的。ロドリゲスも左膝の軟骨除去手術を受けて離脱している。現状では3人の外国人しかおらず、外国人枠拡大のメリットは得られない。5人が揃った際にはマルティネス、バーヘイゲンを先発で回し「投手3、野手2」での運用が可能になる。
【オリックス】外国人6人
投手:◎アルバース、◎ディクソン、◎ヒギンス
野手:モヤ、◎ジョーンズ、◎ロドリゲス
オリックスにとってはこの枠の拡大は大きなメリットではないだろうか。まずジョーンズ、ロドリゲスは当確。4枠では投手3人を2枠でどう起用するか悩ましいところだったが、この投手3人を全員1軍に置いておける。アルバースが先発する日のみ、中継ぎのどちらかを休ませるようにすれば、効率的な運用ができるようになる。
(Full-Count編集部)