「皆さんがいればもっと活気づく」 打線不振の西武、外崎が改めて思う“ファンの力”
アドバンテージ感のないホームゲームは当分続く
これも無観客のせいなのか? 自慢の“山賊打線”が鳴りを潜め、本拠地メットライフドームで行われた日本ハムとの開幕3連戦を1勝2敗で負け越した、2年連続パ・リーグ覇者の西武。2年連続本塁打王の山川には3戦を通じて1発が出ず、2-12の大敗となった21日の第3戦は、2回と4回の2度の満塁のチャンスで1点も取れない拙攻ぶりだった。
19日の開幕戦の勝利は、山川のボテボテの適時内野安打や外崎の左肘をかすめる押し出し死球などで挙げた3点を、投手陣の完封リレーで守りきったもの。第2戦は1点しか取れずに敗れた。一昨年も昨年もリーグ最高のチーム打率と最多得点を誇った、西武打線らしさが見えない。特に本拠地ではファンの大声援とも一体になって一気呵成に攻め立てる印象が強いが、無観客の今季はチャンスで攻撃がプツリ、プツリと切れてしまう。
無観客という例年とは違う形でスタートした2020年シーズン。外崎は20日の開幕第2戦でこんなことを口にしていた。
「ええ、そうですね。ここぞという時の、あと1本だとか、ピンチの時のあともう少しの踏ん張りだとか、ファンの皆さんがいればもっと活気づくと思う」