大野雄を菅野にぶつける、攻撃での奇襲…井端弘和氏に聞いた中日逆転Vへの策

「9月8日の巨人戦が勝負」大野雄と菅野のエース対決で勝利を

「菅野(智之)に大野雄をぶつけるんです。僕は9月8日火曜日の巨人戦が勝負だと思います。巨人の火曜日の先発は菅野。そこにあえて日曜日に投げている大野をぶつける。中6日を中8日にするだけですから、調整も難しくないし、2週間前に金曜日から日曜日にずらした経験もある。今、菅野は楽天時代のマー君(田中将大)状態。敵も味方も勝つ計算をしている。そこを崩せば、慌てるはずです」

 エース対決の勝敗は大きいと言う。

「その試合で勝てば、大野雄が本当のエースになれると思うんです。チームメイトにも首脳陣にもファンにも認められる。また、野手の士気も高まります。僕も現役時代、上原(浩治)と(川上)憲伸が投げ合う日は一層気持ちが入りました。勝てば、勢いがつくし、負ければ、ガクッとくる。僕ならもう大野雄に言いますね。次の東京ドームで投げたら、その次は中8日でまた巨人戦。菅野を倒せと」

 仮に9月8日の巨人戦に先発すれば、次は15日の広島戦に中6日で登板。その後、中5日で21日のヤクルト戦に投げれば、再び中5日で27日の巨人戦に挑める。エースを軸にしたローテ再編が仕掛けの1つ目だ。

 さらに井端氏は攻撃面でも追撃プランを打ち明けた。

中日の攻撃の課題は「もう少し得点パターンを増やすべき」

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