父は侍ジャパン前監督 小久保直紀が“歌手デビュー”「いつか父を超えていけるように」
「PayPayドームでライブをしてみたいです。1人でも多くの方に聞いてもらいたいです」
「めちゃくちゃ緊張しました。試合前とはいえ2万人くらいは入っていたので。そんな大勢の前でアカペラで歌った経験もなかったです。父はこんなところで野球をやっていたのかと。本当に凄いなと思いました」
上京後は作曲やギター、ピアノのスキルを磨く日々。上京から4年目の23歳。いよいよ本格的に歌手としての活動をスタートさせる。父には「周りから聞いた方がサプライズになるから嬉しいと思うかも」と、まだデビューを報告していないというが、父から学んだプロの流儀をしっかり胸に刻んでいる。
「20歳でお酒を飲めるようになった時に父が人生観を話してくれたんです。『今しか出来ないこともたくさんある。全力で頑張った結果がいろんなモノに変化していったり、必ず将来に生きてくる。今を大事に。その一瞬一瞬で頑張ってくれ』と。父はプロ野球の厳しい世界で一流でやっていた。重みがありますよね」
「小久保という名前には父という大きな存在がいる。その父に肩を並べて、いつか超えていけるように。プロ野球の厳しい世界で一流でやってきて偉大すぎるとは思います。まだまだ遠い夢ですけど、小さい頃から足を運んでいたPayPayドームでライブをしてみたいです。(コロナ禍で)リリースイベントやライブも出来てないですけど、これからインターネットを中心に配信をやっていくと思います。1人でも多くの方に聞いてもらいたいです」
ファーストシングル「Spark」は同郷の友人でもあるロッテ・小野郁投手が登場曲として使用。「(小野は)楽天から移籍1年目。新天地で頑張って欲しいし、気持ちがグッと入るような曲を作りたかった。人との縁を大事にしたかった」と思いを込めて書き下ろした一曲だ。大志を胸に音楽の世界に飛び込んでいく。