来秋ドラフト候補、Honda鈴鹿154キロ右腕が躍動 中日スカウト「どう成長するか」

中日・近藤スカウト「来季候補の大枠には入ってくる。あとは変化球も交えてどうなるか」

 丸井健太郎監督は「八木は新人だし、勢いのある投手。速い直球があり、思い切りがよく、大舞台でも闘争心がある。相手に流れがいきかけていたので、彼の思い切りのいい投球で流れを取り戻したかった。この大会では救世主として大きく成長してくれている」と、ルーキーながら勝ちパターンで結果を残している八木を称えた。

 中日の近藤真市スカウトは「力強い直球を投げている。もちろん来季の(候補の)大枠には入ってくる選手。今日は直球だけだったので、あとは変化球も交えてどうなるか。来季、リリーフか先発か、どういう使われ方をされ、1年でどう成長していくのか見ていきたい」と話した。

 ドラフト解禁となる来秋まであと1年。変化球の持ち球であるカットボール、カーブ、ツーシーム、チェンジアップを交え、直球を生かした投球術を磨いていけば、今後、成長曲線はさらに伸びていきそうだ。

 なお、今年のドラフト候補、森田駿哉投手(富山商-法大)、松本竜也投手(智弁学園)はこの日は登板機会がなかった。Honda鈴鹿は次戦となる25日の第1代表決定トーナメント決勝でトヨタ自動車(豊田市)と対戦する。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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