日ハム中田、セイバーメトリクスに表れない凄さ ラストスパートで2冠も視界に
打点を積み上げるペースは、現役の中ではトップクラスの速さ
中田の大きな特徴の一つとして挙げられるのが、長年にわたって積み上げてきた打点の多さだ。現役の中での通算打点ランキングの上位6名と、それに付随する各種の数字は、以下の通りとなっている。
中田は現役の中では5位という順位に位置しているが、各々の試合数に目を向けてみると、中田の試合数は上位の中では少ないほうである。上記の選手たちの打点数を試合数で割った結果を、下記の表にて紹介したい。
現役1位の中村には及ばないものの、中田が上位6人の中ではそれに次ぐペースで打点数を積み上げていることが、この数字にも示されているといえよう。まだ31歳という年齢を考慮しても、中田の通算打点が今後さらなる高みへと向かっていく可能性も十分だろう。
また、上記の通り、中田は10月18日時点で通算928打点と、通算1000打点まで残り72まで迫っている。これまでに通算1000打点を記録したのは46名であり、通算2000安打(52名)よりも希少な記録と言える。いよいよ大台まで残り2桁と迫った中田にとっても、4番打者としての一つの勲章といえそうだ。早ければ来季にも達成の可能性がある大記録に向けて、これまで同様のハイペースで打点を積み上げていってほしいところだ。