中日大野雄は沢村賞へ10勝目、ビシエドが打点王へ打撃2冠…セ週間ベストナインは?
守護神R・マルティネスの離脱も祖父江、福のリレーでフル回転
【第19週セ週間ベストナイン】
先発 大野雄大(中日)
救援 祖父江大輔(中日)
捕手 木下拓哉(中日)
一塁 ビシエド(中日)
二塁 阿部寿樹(中日)
三塁 該当者なし
遊撃 坂本勇人(巨人)
左翼 福田永将(中日)
中堅 近本光司(阪神)
右翼 オースティン(DeNA)
週間5勝をマークした中日から6選手を選んだ。エース・大野雄は22日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で2試合連続完封で10勝目をマーク。連続イニング無失点を45に伸ばし、56年大矢根博富の40回1/3の球団記録を64年ぶりに更新した。プロ野球歴代12位の大偉業だ。巨人・菅野らとの沢村賞争いへアピールする投球を続けている。救援の祖父江は4試合登板して4イニング無失点して1ホールド1セーブ。勝利の方程式「大福丸」を形成する守護神R・マルティネスが21日に抹消となったが、4試合登板して4回1失点だった救援左腕・福と共に勝ちゲームのお決まりのリレーとなっている。
野手ではビシエドが24打数9安打の打率.375と4番の仕事を見せた。リーグトップタイ2本塁打、リーグトップ8打点と週間打撃2冠。今季82打点となり、巨人・岡本に1差をつけリーグ単独トップに立った。二塁の阿部は26安打11安打の打率.423とハイアベレージを記録。下位打線でも木下拓が打率.316(19打数6安打)、リーグ3位の5打点と勝負強さを発揮した。23日に1軍昇格した左翼の福田は10打数5安打の打率.500をマーク。24日のヤクルト戦(神宮)では5号2ランを含む3安打4打点と打線を引っ張る活躍を見せた。
中日以外では巨人・坂本、阪神・近本、DeNA・オースティンの活躍が光った。巨人・坂本は6試合で22打数8安打の打率.364をマーク。通算2000本安打へ11本とした。無安打だった24日の阪神戦でも2四球を選んでおり、残り13試合で記録到達となるか注目が集まる。阪神・近本は6試合のうち3度のマルチ安打を記録。25日の巨人戦(東京ドーム)では17試合ぶりの適時打を記録し、22打数8安打の打率.364と結果を出した。右翼のDeNAオースティンは22打数7安打の打率.318と打撃好調だった。
選出外となったが、DeNA梶谷は期間中に13打数6安打の打率.462、ヤクルト青木も18打数7安打の打率.389と低迷するチームの中で気を吐く活躍を見せた。阪神・原口は22日の広島戦(甲子園)で3号3ランを放つなど3試合連続打点をマーク。代打からの途中出場が多い中で、期間中の6打点はリーグ2位の好成績だった。
(Full-Count編集部)