やっぱり野球は投手力が大事? パ打率ランクに生じた“謎の逆転現象”とは
パ・リーグ打率ランクにはBクラス球団の選手がズラリと並ぶ…
2020年のペナントレースはパ・リーグが全日程を終了し、セ・リーグも14日に予定されているDeNA対巨人の1試合を残すだけとなった。パ・リーグはソフトバンクが3年ぶりに、セ・リーグは巨人が2年連続で優勝し、ここからはポストシーズンの戦いに移っていく。
レギュラーシーズンを終えたパ・リーグでは、各個人タイトルの獲得者も決定。打撃主要3部門ではオリックスの吉田正尚外野手が首位打者、楽天の浅村栄斗内野手が本塁打王、日本ハムの中田翔内野手が打点王と、3選手がタイトルを分け合う形となった。
この中で、吉田正が首位打者となったシーズン打率ランキングでちょっとした“異変”が起きている。ランク上位に、シーズン順位では下位だったチームの選手が大量にランクインしているのだ。
首位打者となったのが最下位オリックスの吉田正(打率.350)。2位にはリーグ優勝を果たしたソフトバンクの柳田悠岐外野手(.342)が続くが、3位以下の顔ぶれが凄い。3位に近藤健介外野手(.340)、4位に西川遥輝外野手(.306)、7位には渡邉諒内野手(.283)、10位に大田泰示外野手(.275)と日本ハム勢4人が入る。
5位に入ったのは鈴木大地内野手(.295)で、6位にルーキー小深田大翔内野手(.288)、8位に島内宏明外野手(.281)、9位に浅村栄斗内野手(.280)と楽天勢も4人ランクイン。日本ハムはシーズン5位、楽天も4位とBクラスだったにも関わらず、打撃面で好成績を残した選手は多かった。