鷹・周東佑京よりも速い選手がいた… 三塁打到達タイムのパ上位5選手は?

三塁到達タイムが遅かったのは楽天の岩見と西武のメヒア

 いや、待ってほしい。今回のランキングは、1位に別の選手が入ってきている。この周東選手をさらに凌駕した選手がいるのである。果たして、それは誰なのか? ひとつ番外編を挟んだあとで、正体を明かすことにしよう。

 野球において、プレー時間がもっとも長いのが三塁打と、冒頭で述べた。選手が走る姿を長く見られることを意味するとも述べたが、それゆえに速い選手と遅い選手の格差も明確に判別できてしまう。つまり、三塁打とほとんど縁のない選手にチャンスが訪れると、大層ドタバタする姿を観客はみることになるわけだ。

 今シーズン、そんな走りをみせたのが、岩見雅紀内野手(楽天)とエルネスト・メヒア内野手(西武)のふたりだった。

 両選手とも打球方向の左右の違いこそあれども、外野手が打球処理にもたついたことで生まれた千載一遇のチャンスである。必死に走った末に、公称体重108キロの岩見選手は地響きしそうな迫力のヘッドスライディングによる到達で12秒46、118キロのメヒア選手は足からのスライディングで12秒57。なんとかボールより先に三塁ベースにたどり着いた。

 しかし、これはこれでご愛嬌というもの。滅多に走らない距離を必死の形相でたどり着こうとする姿には趣を誘うものがある。ファンやベンチも盛り上がるため、足の遅いことを自覚している選手もぜひトライしてほしい。もちろん、セーフになるのが大前提ではあるのだが……。

周東を抑えて1位に輝いたのはオリックスのスピードスター佐野

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