巨人・原辰徳監督からも「頑張って」 日本一パワプロが上手い球団職員が挑む連覇

eドラフト会議では、巨人とDeNAの2球団から指名

 昨年6月に日本テレビ出身の今村司社長が就任してから、内部の映像をたくさん撮るようになりました。それを外に出すようにもなったし、テレビ局に渡すようにもなりました。自粛期間中には、選手の映像を撮ってアップしたりもしていました。今は報道の方もグラウンドに降りることはできないですから、発信してもらうために球団でそういう取り組みをしています。なので、今年は忙しかったです。「できるのか、できないのか」を考え直すところから始まりましたから。試行錯誤しながら…というシーズンでした。

 そんな中でも、あまり間隔を空けないようにパワプロの練習もしていました。継続契約の希望は出したのですが、他のメンバーもこともあるので、継続はないだろうと思っていました。ただ、e日本シリーズに出場したおかげでeドラフト会議の前のプロテストを受けずに済んだので、そこはすごくラッキーでした。

 eドラフト会議では、巨人とDeNAの2球団から指名をいただき、抽選で巨人に決まりました。「もしかしたら、(巨人以外の)どこかから指名がくるかもな」と思っていたのですが、その時はその時だなとも思っていました。実力を評価してもらったのはすごく嬉しいです。「余っていたから指名する」のではなく「チームに欲しい」と言われる方が、1選手としていいこと。ただ、自分の仕事もあるし、どうなるのかなという不安もありました。でも、ネガティブな気持ちはなかったですね。

「野球が好きな人にもこういう世界があることを知ってもらえたら」

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