燕新助っ人サンタナの特徴は? 圧倒的な破壊力の反面、コンタクト&守備に難

ファストボールに強いが、時にチェンジアップ等のオフスピードピッチが苦手

 球種別に見てみると、ファストボール(フォーシーム、ツーシーム、カットボールなど)に対しての打率がほぼ毎年最も高い。これに対してブレーキングボール(スライダー、カーブ、ナックルなど)やオフスピードピッチ(スプリット、チェンジアップ、フォークなど)に対しての打率は落ちる。

 特にオフスピードピッチに対しての成績は芳しくない。通算77本塁打のうち、ファストボール系で48本、ブレーキングボール系で24本、オフスピード系は3本だけ(2本は不明)となっている。もちろんスイング数にも違いはあるものの、この手の球種にどこまで対応できるか、が日本での成功の鍵を握るか。

 そして、サンタナの最大の懸念とされるのが、守備面の拙さだ。DHのないセ・リーグだけに守備に就かなければならない。外野手のサンタナは主にメジャーで右翼と左翼を守ってきたが、守備指標であるUZRは通算でマイナス。2020年こそ改善の兆しを見せているが、UZRは通算でマイナス30.0となっている。

 2019年まで決して守備の上手くないバレンティンを左翼で起用してきたヤクルト。これと同じように守備面の拙さは我慢しつつ、打撃で結果を残してくれることを願うことになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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