4選手自由契約で来季はどうなる? ロメロ奮闘も救援陣が苦戦…助っ人診断【楽天編】
シャギワ、宋家豪が夏場に調子を落とし、結果を残したのはブセニッツのみ
ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた2020年のプロ野球。シーズンオフに入り、各球団は本格的に来季の戦力編成に着手している。すでに来季の新助っ人が決まった球団もあり、今後は続々と発表されていくことだろう。
では、12球団の助っ人外国人は今季、どれほどの活躍を見せたのだろうか? 各球団の助っ人たちの成績を検証し、その働きを診断していってみよう。今回は4位に終わった楽天だ。(金額は全て推定)
○投手
JT・シャギワ(80万ドル、約8300万円)
31試合0勝3敗1セーブ6ホールド 防御率5.81
アラン・ブセニッツ(9000万円)
46試合1勝4敗18セーブ13ホールド 防御率2.86
DJ・ジョンソン(6600万円)
16試合1勝0敗0セーブ4ホールド 防御率3.07
宋家豪(4500万円)
38試合1勝2敗0セーブ10ホールド 防御率6.94
昨季の勝ちパターンを担ったブセニッツ、宋家豪に加えて大物助っ人のシャギワを獲得。12球団屈指の強力な救援陣を築いたかに見えたが、終わってみれば結果を残したのはブセニッツ一人となった。メジャー3年間で85登板、9ホールドの実績を持つシャギワは、7月に2試合連続で敗戦投手になるなど炎上が目立ち、9月2日に抹消となった。昨季24ホールド、防御率2.18とブレークした宋家豪も夏場に大きく調子を落とし、防御率6.94に終わった。
9月21日にはDJ・ジョンソンを広島から金銭トレードで獲得し、翌22日のロッテ戦(楽天生命パーク)では来日初勝利をマークしたが、抜本的な解決にはならず。救援防御率は前年の3.07からパ・リーグ6球団中5位の4.06と大幅に悪化し、4位に終わりCS進出を逃す要因の一つとなった。シャギワとDJ・ジョンソンは自由契約選手として公示された。