巨人移籍の井納の穴をどう埋める? DeNA“ポスト井納”を期待したい若手投手は…

阪口は今季イースタン・リーグの勝率1位、育成の宮城は5勝で最多勝利に

○阪口皓亮

 2017年ドラフト3位でDeNA入り。昨季1軍デビューを果たして3試合に登板した。今季初登板となった8月22日の中日戦(ナゴヤD)では5回10安打4失点。同30日のヤクルト戦(横浜)は2回5安打5失点で2連敗を喫した。11月1日の阪神戦(横浜)で5回7安打1失点と好投したものの、勝ち星はつかめず。一方で2軍ではチーム2位タイの4勝を挙げ、イースタン・リーグ2位の防御率2.07をマークし、勝率.800は同1位だった。

○中川虎大

 2017年育成ドラフト1巡目で入団。昨年7月に支配下選手となり、1軍デビューも果たした。昨季はイースタン・リーグでリーグ唯一の2桁勝利となる11勝をあげ、防御率2.25をマーク。イースタン2冠に輝いた。今季は7月4日のヤクルト戦(神宮)で初登板したものの、3回2安打4失点。1軍では3試合に登板して0勝1敗、防御率7.11と結果を出せなかった。高卒4年目の躍動を期待したいところだ。

○宮城滝太

 2018年の育成ドラフト1巡目で入団した20歳の右腕。今季はBCリーグの神奈川に派遣されていながらも、一時的に復帰していた1か月半ほどの間にイースタン・リーグでトップタイとなる5勝をマーク。育成選手ながら、同3位となる防御率3.09を記録して支配下入りへアピールした。

 今秋のドラフト1位では即戦力の入江大生(明大)を獲得。エース今永昇太ら故障者が出た今季は平良拳太郎、大貫晋一らが先発ローテで台頭しており、井納がライバル球団へ移籍しても、その穴埋めを期待できるだけの若手は多くいる。

(Full-Count編集部)

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