ドラ1トリオに“竜の周東”候補の韋駄天も…2021年、中日でブレーク期待の若手は?
ドラ1ルーキー高橋宏は即戦力の期待、6年目迎えた小笠原の“覚悟”に期待
○高橋宏斗投手(1年目・19歳)
今秋のドラフト会議で一本釣りした地元出身のエース候補。高卒ながら、即戦力としての期待も高い。高校時代の成長は著しく、最大の武器である最速154キロの直球も伸びしろ十分。黄金期にエースを担い、今季限りで引退した吉見一起氏の背番号19を引き継いだ。将来を見据えて地に足をつけた育成に舵を切るのか、積極的に実戦経験を積ませるのか、球団の方針も注目だ。
○高松渡内野手(5年目・22歳)
今季は1軍での出場がなく、2軍で61試合に出場し、チームトップタイの11盗塁をマークした。売りは、やはり俊足。代走出場から昨季二塁レギュラーの座までのぼり詰めたソフトバンクの周東佑京のようなステップアップを狙う。課題は打撃面で、昨季ウエスタン・リーグでは打率.188。最大の武器を生かすためにも、まずは出塁が欠かせない。
○石垣雅海内野手(5年目・23歳)
2018年のフレッシュオールスターでは豪快な1発を放ってMVPを獲得。今季は25試合に出場し、9月25日の巨人戦(東京ドーム)ではプロ初本塁打をマークした。2軍戦では40試合出場で5本塁打、21打点、打率.372の成績を残し、内野の全てのポジションと外野を守った。フルスイングが魅力の大砲候補は、着々とブレークの土台を築いている。
○小笠原慎之介投手(6年目・24歳)
東海大相模高で夏の甲子園優勝を経験したドラフト1位左腕も、気がつけば6年目を迎えた。1年目からエース候補として1軍経験を積んできたが、2017、2018年にそれぞれ5勝をあげたのが最高。2019年は左肩痛の影響で3勝にとどまり、今季はわずか4試合登板で1勝3敗、防御率7.11だった。同世代の広島・森下暢仁は今季新人王を獲得。今後のプロ人生を左右しかねない正念場のシーズンとなる。
(Full-Count編集部)