12球団で“真の長距離砲”は誰? 鷹柳田や楽天浅村をも指標で上回った強打者は…
逆に「ISO」でワーストとなったのはオリックスの大城滉二
3位以下は楽天の浅村栄斗内野手(ISO.280)、ヤクルトの村上宗隆内野手(.278)、阪神の大山悠輔内野手(.272)と続き、本塁打と打点でセ・リーグ2冠王となった巨人・岡本和真内野手は丸佳浩外野手と同じISO.270で6位だった。本塁打は岡本が31本でリーグ1位、村上と大山が28本で同2位だったが、ISOでは二塁打が30本、三塁打が2本ある村上がトップ、三塁打5本を放っている大山が続く結果となっている。
8位以下は楽天のステフェン・ロメロ外野手(.267)、日本ハムの中田翔内野手(.252)、ロッテのレオネス・マーティン外野手(.251)となる。
逆にISOをワースト順で見ていくと、最下位はオリックスの大城滉二内野手(.024)に。大城は52安打のうち48本が単打で2塁打3本、本塁打1本だった。ここからDeNAの倉本寿彦内野手(.035)、楽天の銀次内野手(.038)、西武の金子侑司外野手(.053)と並び、ヤクルトのアルシデス・エスコバー内野手は.056と助っ人としては物足りない数字となった。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。