メジャー移籍叶わず発奮? 残留して好成績の選手も…日ハム西川の21年を占う

大塚晶文はトレード移籍で中日で活躍 2度目のポスティングでパドレスへ

○2010年オフ 岩隈久志(楽天)
 ポスティングを申請してアスレチックスが交渉権を獲得したが、岩隈は残留を決断。翌2011年は5年連続の開幕投手を務めたが、故障もあって17試合登板にとどまった。6勝7敗と黒星が先行したが、防御率2.42をマーク。球団の創成期を支えたエースは、このオフに海外FA権を行使してマリナーズに移籍した。

○2008年オフ 三井浩二(西武)
 35歳でポスティング申請するも入札球団はなく、再度申請するも結果は変わらずに西武に残留した。翌2009年は中継ぎで19試合登板にとどまり、0勝1敗、防御率6.23だった。そのオフに戦力外通告を受け、現役続行を模索したが引退の道を選んだ。

○2002年オフ 大塚晶文(近鉄)
 メジャー球団から入札がなく、トレードで中日に移籍。2003年は新天地でクローザーを務め、53試合登板で1勝7敗17セーブ、防御率2.09の成績を残し、そのオフに再びポスティング申請してパドレスに移籍した。

 西川は昨季115試合に出場して打率.306、5本塁打、39打点をマーク。盗塁王はソフトバンクの周東に譲ったものの、リーグ2位の42盗塁を記録した。2017年からは4年連続でゴールデングラブ賞にも輝いており、走攻守でチームに欠かせない成績を残している。今季中にも海外FA権を取得する可能性もあり、今季は重要な1年になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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