プロ野球の新成人は52人…中日根尾や日ハム吉田輝ら「黄金世代」の現在地は?
吉田輝は昨季5試合登板、小園はわずか3試合で快音なし
○吉田輝星投手(日本ハム・2001年1月12日生)
5試合、20回1/3、0勝2敗、防御率8.41
「金農旋風」を巻き起こした甲子園のスター。プロ2年目の20年は5試合に登板したが、0勝2敗、防御率8.41。1年目の19年6月に挙げたプロ初勝利以来の勝ち星はならなかった。イースタンでは3勝3敗、防御率2.56、リーグトップタイの60奪三振と真っすぐの力は十分。エースの有原航平のメジャー移籍が決まっただけに、高卒3年目の今季は飛躍のきっかけをつかみたいところだ。
○小園海斗内野手(広島・2000年6月7日生)
3試合、6打数0安打、0本塁打、0打点、打率.000
ルーキーイヤーの19年は59試合に出場し打率.213、4本塁打16打点をマーク。20年はレギュラー奪取が期待されたが、1軍出場はわずか3試合にとどまり無安打に。それでも2軍では66試合で打率.305、1本塁打20打点、11盗塁と数字を残した。FA権を行使せず残留した田中広の“壁”を乗り越えることはできるか。
○宜保翔内野手(オリックス・2000年11月26日生)
10試合、17打数2安打、0本塁打、2打点、打率.118
昨季はオープン戦で6試合連続安打をマークするなど二塁、遊撃として12試合に出場して打率.344と存在感を発揮。開幕1軍候補として期待されていたが、昨年5月に右手有鈎骨摘出手術を受けて出遅れた。シーズン終盤にかけて1軍昇格を果たし、10試合出場。スケール感はあるだけに、覚醒のきっかけをつかんでチームの最下位脱出に貢献したい。