涌井とお風呂で2人きり… ロッテ古谷拓郎を“別人”にさせた湯船でのお悩み相談

理想とするのはメジャーを代表するピッチャーたち

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下での自粛期間中も、時間を有効活用。球団寮のウエートルーム場でネットスローに取り組み、フォームを模索した。その結果、昨年10月10日のソフトバンク戦で果たしたプロ初登板では最速152キロをマークするほどまで球速が上がった。

 研究熱心な古谷はさまざまな投手の動画を観てフォームに取り入れることもある。現在参考にしている投手はメジャーリーガーが多い。

「(ジェイコブ)デグロム、(ジャスティン)バーランダー、(ウォーカー)ビューラーが多いですね。ほかにも(タイラー)グラスノーとか……」。憧れるのはメジャーを代表するパワーピッチャー達だ。

「最終的にそれくらいのボールを投げれる選手になりたいなという夢は持ちながらやっています」と目指すところは高い。

「まずは開幕1軍を掴み取って初勝利を挙げること。まずそこが大前提なので。今年は新人王を取れる最後の年だと思うので、大きな目標はそこを目指してやるという気持ちでいます」。進化を続ける20歳が、結果を残す日は遠くないだろう。

○古谷拓郎(ふるや・たくろう)2000年4月21日、千葉県鎌ケ谷市生まれ。20歳。小学2年時に野球を始め、習志野高では3年時にエースとして活躍。2018年のドラフト会議でロッテから6位指名を受け入団。184センチ、80キロ。右投げ右打ち。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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