楽天の守護神松井、初登板の誤算と収穫… 思わぬ寒気、捕手との呼吸も合わず

楽天・松井裕樹【写真:荒川祐史】
楽天・松井裕樹【写真:荒川祐史】

この日の最高気温は13度、冷たい風が吹きつけた

 2年ぶりに楽天の守護神に復帰する松井裕樹投手が18日、ロッテとの練習試合(沖縄・金武)で実戦初登板。6回に登場して1イニングを投げ、ドタバタしながらも1安打1四球無失点で終えた。チームの浮沈を決めるかもしれないキーマン。3月26日の公式戦開幕へ向けて、収穫はあったのだろうか。

「寒かったです」。松井は降板後の会見で開口一番、思わずそう漏らした。キャンプ地の沖縄・金武町は連日最高気温20度超の暑さだったが、ここにきて一転、寒気に見舞われた。17日の最高気温は14度。この日は13度まで下がり、強く冷たい風も選手から集中力を奪った。

「風の影響もあって、変化球が本来の変化をしていなかった。今日はもう、無事にケガなく帰って来られただけで十分かなと思います」と苦笑。それでも「公式戦でもこういう天候の時はある。そういう時に自分のピッチングを100%へ近づけるには準備が必要だと思うので、いい勉強になりました」と思い直した。

 言うまでもなく、楽天の本拠地・仙台はもっと寒い。3月26日の今季開幕戦(対日本ハム)は本拠地・楽天生命パーク宮城で午後4時開始予定。松井の出番を午後7時と想定すると、昨年の同日同時刻の仙台市の気温は10.7度しかなかった。

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