大谷翔平、2安打スタートに手応え 「いい角度で投手が見えている」一問一答
観衆は1864人「楽しかった、野球をやってる感じがしました」
――投手との距離感は
「良かったです。2本目(左前打)は差し込まれて打球が上がらず単打だったのですが、ミスしても距離が取れているのでヒットになった。1打席目も打ちにいってスライダーを見送ることができた。それがいい結果につながった。バットの加速もスムースだと思います」
――二刀流復活に向けて
「いいペースで来ている。徐々に上げるイメージでやってきている。このまま右肩上がりで増えていけばいい」
――有観客(1864人)での試合
「楽しかった。去年の公式戦より公式戦っぽい。ファウルでも盛り上がるし、野球をやってる感じがしました」
3打数2安打2得点だった。第1打席で右前打、第2打席で左前打を放ち、いずれもホームを踏んだ。メジャー4年目を迎えた大谷は「基本的には良かった。打席を重ねて対応していければ」などと振り返った。試合は4-4(5イニング制)で引き分けた。
昨年9月27日のドジャース戦以来、155日ぶりに打者として実戦を迎えた大谷は1回1死で迎えた第1打席、右腕アレックス・マクレー投手から右前打。プホルスの適時打で先制のホームインした。
3回1死で迎えた第2打席では3番手の右腕ライアン・バーの真ん中高め直球を左前打。再びプホルスの適時打でホームインした。4回無死満塁で迎えた第3打席は三飛だった。
大谷は「基本的には良かったです。差し込まれたりとか、微妙なところがある。打席を重ねて対応していければいいと思います」とこの日の打席を分析。昨年の開幕前は対外試合がなかったことから「準備はもちろんそうですけど、楽しいなと思いますね。ファウルでも盛り上がっている。野球をやっている感じがするかなと思います」と語った。
昨季は打者として44試合に出場して打率.190、7本塁打、24打点と不本意な成績に終わった。しかしメジャー4年目の今季は初実戦でいきなり2安打。投手としても2月27日(同28日)のライブBPで100マイル(約161キロ)をマークした。二刀流完全復活へ「いいペースで徐々に来ている。そのまま右肩上がりで増えていければいい」と力を込めた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)