震災から10年…「MLBカップ」が続ける復興支援 石橋貴明さんらが意義語る
石橋貴明さんと斎藤隆さんが特別プロジェクト発足発表会に参加
AIGジャパン・ホールディングス株式会社(以下、AIGジャパン)とMLBジャパンが協賛する「MLBカップ2021」の特別プロジェクト発足発表会が10日、オンラインで開催された。タレントの石橋貴明さんと元メジャーリーガーの斎藤隆さんがスペシャルゲストとして登場。トークセッションでは野球少年・少女に向けて熱いメッセージを送った。
MLBカップは、次世代を担う野球少年・少女に夢を与え、野球人口拡大に繋がる普及プログラムを創る目的で2016年に創設された。小学4~5年生を対象としたトーナメントで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった2020年を除き、これまで4回行われている。トーナメントの決勝大会は、東日本大震災の復興支援の目的で毎年、宮城県石巻市で開催。決勝大会に合わせ、東北地方で元メジャーリーガーを招いた野球教室も実施してきた。
震災から10年を迎える今年は、特別プロジェクトとして5月から月に1度イベントを開催予定。怪我予防や食育についての「親子で学ぶウェビナー」の開催や、プレイバック動画の制作・配信などを行う。例年行われてきた野球教室も、全国で3回の開催と拡大する予定だ。5~7月に予選大会が行われ、8月21~22日に決勝大会が開催される。
AIGジャパンのジェームス・ナッシュ代表取締役社長兼CEOは「これまで以上に子どもたちやご家族の近くに寄り添いチカラになりたい」とプロジェクトに込めた思いを明かした。
トークセッションに参加した石橋さんは「小さい子どもたちは、いろんな舞台をたくさん踏むことによって急成長する年代。その年代の世界大会をどんどん広げていって、良い時期に良いものをたくさん見せてあげたい」と語った。斎藤さんは「今後野球じゃないなにかを選んだとしても、今やっている努力は必ずどこかで役に立つときがくるので、諦めずに前に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。
(Full-Count編集部)
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