野球しか知らない子どもたち…保護者の不安を拭うポニーの「直接的就職支援」とは?

就職活動に向けた講習会ではなく、実際に就職先を紹介

 新設された「給付型奨学金制度」では海外や独立リーグへの挑戦を推奨しているが、挑戦した先のフォローアップが必要だと実感。ポニー流育成メソッドの卒業ポイントとして就職支援を行うこととした。

 就職活動に向けた講習会を行うのではなく、実際に就職先を紹介するのが、今回の支援策の特徴でもある。「株式会社GATHER」「SSKリレーションズ」はいずれも、就職支援を希望する選手に複数回のカウンセリングを実施する。対話を重ねながら、これから何をやっていきたいのか、今まで何を大切にしてきたのか、など、選手の思いを見極めるサポート。その結果、選手たちが希望する職種などを絞り、実際に企業を紹介する流れとなる。

 野球に熱中してきた日々は決して無駄にはならない。今なお、求人市場でスポーツ経験者を求める企業が後を絶たないのには理由がある。重圧のかかる試合の中で必要となる判断力、結果を出すために地道な努力を重ねること、トレーニングで培った体力、失敗から学ぼうとする姿勢、大切な仲間とともに目標を達成する意欲など、社会に出てから生かされるスポーツで身につけた資質は限りない。

 野球を愛する子どもたちの気持ちを最後までサポートしたいというポニーの願いは、単なる思いに終わらず、具体的な形をもって実現されている。

(Full-Count編集部)

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