衝撃だった中日ドラ1の直球… 甲子園に戻ってきた智弁学園エースが見せる成長の証し
背番号が変わってもマウンドでイライラ…自らを変えてくれた監督のひと言
「1つ上の代になったときにうまくいかなくて、1番貰っているのにずっと下を向いていた。そのときに監督さんに呼ばれて、『自分信じて投げるしかない』と言われました」。
味方の失策があれば自分が抑えてやる、俺に任せろ!という投手になることが1番を貰っている自分がなるべき姿だと気づくことが出来た。
「1番つけてた先輩は練習から違ったんで」誰よりも遅くまで走り込み練習に励む西村のことを今はチームメートが口を揃えて言う。「王雅、大人になりました!」
171センチ、67キロの左腕から投じるストレートは最速138キロ。それでも、昨年8月の交流試合ではその年の世代ナンバーワンと評された中京大中京の高橋宏斗(現中日)と堂々と投げあった。
「先輩達との最後の試合で自分の力を試して楽しむだけと思っていました。自分の中では正直あそこまでいくとは思っていなくて。いい経験ができたかなと思います」