大谷一問一答 渡米後初リアル二刀流で躍動「自分で点を取れば投球でも攻められる」
「僕が相手でもDHを外されて打席に来られたら投げづらい」
――今までリアル二刀流の話し合いはできなかった。
「正直1年目投げてはいましたけど、春先のキャンプも全然打てなかった。前半戦、公式戦では打ち始めましたけど、正直、実力なのかどうなのかっていうのはチームとしても見定めるのがあると思う。1年目2年目、打者として多く出て、ある程度成績を残したところで、バッターとして評価されているのかなっていうところも感じます。だったら投げた時に打った方がいいよねということじゃないかなと思いますね」
――日本では投打同時出場時の成績が良かった。
「僕の成績が良い云々というよりか、相手としてやりづらいのかなというのが正直なところかなと思います。僕が相手でもDHを外されて打席に来られたら、正直投げづらいというか、やりづらいのかなっていうのがある。もちろん四球を出すわけにはいかないですし、かといって甘く攻めたら、もしかしたら打たれる可能性もある。そういうところじゃないかなと思っています」
――最速101マイルを出した。球速が上がる中で3試合投げて打者の反応は。
「基本的には真っすぐはやっぱり狙いに来るものだなっていうのはあるので。特に95マイル以上のピッチャーは大体そんな感じかなというのがあるんですけど、そこでファウルを取れるかどうかっていうのが一番大事。カウント球から全て空振りを狙いにいくのではなく、ファウルを打たせる感覚が大事なのかなと思う。そういうところで無駄な四球はありましたし、もっと簡単にいくところで与えている四球もあるので。そこさえしっかりできればもっともっといいリズムで投げられるんじゃないかなと思っていますね。逆にランナーがいる時は良い球いっていましたし。ランナーがいない時の方がやっぱり自分の中でどこか気が抜けているところがあるのかなと思います」
――打席では2安打。左腕スネルと対戦した。
「僕の中ではやっぱり2打席目が良かったですね。追い込まれ方も良かったですし、追い込まれてからの四球を選ぶ姿勢も良かったので。そこが一番自分としては良かったところかなと思っています」
(Full-Count編集部)