シーズンでの覚醒に期待大!? OP戦で存在感際立った新星候補たち

巨人の若林は田中将大から一発を放ち、打率.371と高打率も残す

 キャンプ中から高卒ルーキーの秋広優人内野手が注目を集めた巨人だが、特にオープン戦後半で輝いたのは若林晃弘内野手。規定打席には届いていないものの、.371のハイアベレージを残し、田中将大投手から一発を放つなど2本塁打と長打力も際立った。

 ヤクルトの濱田は村上と並び、12球団で2位タイとなる4本塁打をマーク。打席数は村上よりも遥かに少なくその長打力が光った。故障により開幕には間に合わない見込みだが、打率も.345と高く今後が楽しみ。日本ハムの野村も打率.342、3本塁打と好成績。ロッテの山口は打率.250にとどまったものの、2本塁打を放ち、注目を集めた。

・投手
宮城大弥(オリックス)
富山凌雅(オリックス)
漆原大晟(オリックス)
奥川恭伸(ヤクルト)
土居豪人(ロッテ)
木下雄介(中日)

 投手に目を移すと、オリックスで若手投手陣の台頭が目立った。2年目の宮城は3試合に先発し、16イニングを投げて2失点。防御率1.13と好投を続けて2勝をマークし、開幕ローテ入りをほぼ確実なものとしている。

 同じくオリックスの左腕・富山は中継ぎで6試合に投げて防御率1.50。山田修義と共に中継ぎ左腕コンビとしての活躍が期待される。漆原も中継ぎで5試合に投げてわずか1失点だった。

 3年目を迎えたロッテの土居は中継ぎとして6試合に登板して、失点ゼロの防御率0.00。リリーフ陣の一角として開幕1軍入りを間違いないものにしている。ヤクルトの2年目・奥川は3試合に先発。防御率こそ6.00に終わったものの、ポテンシャルの高さを感じさせ、開幕ローテ入りも決めた。

(Full-Count編集部)

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