田澤純一が加入の台湾プロ野球が開幕 5球団体制となりCPBL主導で“最強”結成へ

課題の先発投手陣戦力はアップ

 シーズン中の開催とあり、世界最終予選の台湾代表は、台湾プロ野球の選手が主体になると思われる。これに加え、昨年まで海外でプレーしていた江少慶や、元ロッテの陳冠宇らが台湾プロ野球入りを表明、同予選への出場にも前向きな姿勢を示しているほか、味全と練習生扱いで契約している胡智為、元阪神の呂彦青ら現在FAの投手陣が加わる可能性もあり、課題とされてきた台湾代表の先発投手陣の戦力は、厚みを増しそうだ。

 これまで微妙な関係にあったプロアマ両組織が手を結び、CPBL主導により最強のナショナルチームが結成される方針で合意に至ったことは、台湾球界にとって追い風といえる。台湾の野球ファンは、もともと国際大会への関心が非常に高い。五輪本大会での金メダル獲得とまではいかなくても、激戦が予想される世界最終予選を突破し、五輪出場権獲得となれば、台湾での野球人気が盛り上がり、CPBLの観客動員数の増加といった波及効果も期待できそうだ。

(「パ・リーグ インサイト」駒田英)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND