開幕戦で感じた緊張感、独立LとNPBの違い… 元燕&楽天・由規が独占手記で綴る現状
NPB出身選手との対戦を「楽しみに頑張っていきたい」
改めて振り返ると、良かったところは自分主体のピッチングができたところ。オープン戦では球種を試したいというのもあって、新しい球種やいろんなものを使いながら、マウンドで悩みながら投げていたというのもあったんです。でも開幕戦になったら、打たれてもランナーを出しても0点に抑えなきゃ、というシンプルな気持ちに変わったので余計なことを考えず目の前のバッターと勝負するということができたなと。もちろんボール自体も調子は良かったので、最低限先発としての役割を6回1失点という形で果たすことができたのかなと思っています。
その中で課題といえば、これから先発で回るわけなので、ローテーションを守る中でとにかく長いイニングを投げなければいけないということと、無駄な球をなくすということ。余計な四球とか自分のミスでランナーを出したりとか、減らせる球数はあったので、そこは投げていきながら課題を克服していけたらと思います。
それに、まだ公式戦では1チームとしか対戦していないので相手バッターを把握できていない中で投げているし、対戦チームもデータもなく僕に対する印象でバッターボックスに立っている。お互いデータのない中でどれだけ抑えられるのかというところです。
逆に、今後何度も対戦してバッターのことがわかってからのピッチングの組み立て方も結果を残す中で重要になってくる。あとはNPB出身者で知っている人もいて、この間はヤクルトでチームメートだった村中(恭兵)さんも同じ試合で投げたし、西岡(剛)さんとか川崎(宗則)さんとかまた戻ってくるということだし、そういう対戦もあるのでそれを楽しみに頑張っていきたいと思っています。