ソフトバンク苦戦の原因はどこに? データで分析、打線と救援陣は昨季以上も…
千賀や東浜、デスパイネ、グラシアルらを欠く苦しい台所事情
現在、ソフトバンクは苦しい台所事情での戦いを強いられている。先にも記したが、先発では千賀と東浜が不在。森も故障のため離脱している。助っ人のデスパイネも下半身のコンディション不良でファーム調整中で、グラシアルも右手指の怪我で登録抹消となった。ベテラン捕手の高谷も膝の怪我のためにファームで調整中だ。
両エースに守護神、打線の中核を担うべき助っ人2人を欠く状況は“飛車角落ち”どころか“飛車角金銀落ち”ほどの苦況と言える。さらには、グラシアル離脱のタイミングと重なるように、ここに来て主砲の柳田やチーム打点王の栗原、ベテランの松田らの状態が揃って下降気味となっていた。
この先、東浜の復帰、レイの1軍昇格(実力は未知数ではあるものの……)による先発投手陣の整備、デスパイネやグラシアルの復帰、そして柳田や栗原らの復調がなされれば、上昇の余地は十分。王者ソフトバンクがこのまま沈んでいくとは、なかなか考えづらいだろう。
(Full-Count編集部)