大谷一問一答 球速低下も故障否定 右肘手術の後遺症か「一進一退、臨機応変に」
「今日みたいに打たせることにシフトすることもある」
――フォーシームの球速低下には自分でも驚いたか。ブルペンからだったか。
「いかないと思いましたけど、無理やり出しにいく方法もあれば、今日みたいに打たせることにシフトすることもある。今日は後者だっただけかなと思います」
――カットボール習得の理由は真っすぐがいかない日に使えるからか。
「それもありますし、単純に前回みたいに真っすぐを多めに投げた次の試合というのは、どうしても相手チームは真っすぐを狙ってきたりするので。そこで1球で終わればこちらも楽ですし。そういう意味の球種でもありますね」
――球速を含めて自己評価は。
「高くはないですね。それは間違いないですし。その中でなるべく長い回を投げたいなとは思っていたので。最後に投げられたら、それなりの点数かなと思っています」
――日々、二刀流で話題になっている。
「周りの反応は難しいので、分からないですけど、やることだけやって1年間、やり続けられればと思いますし。結果、評価してもらえるなら、それはそれで嬉しいことだなと思っていますね」
――毎試合出場して投打やっている。
「疲労はやればやるほど溜まっていくのかなと思うんですけど。その中でオフの日やDHで出るにしても、練習量だったりとか、そこまでの過程で調整できるところがあると思うので。そういう微調整でやっていきたいなと思います」
――トミー・ジョン手術後から、こういう体の重さ、直球がいかないなどを感じる日があったか。
「そうですね。それは一進一退というか、段階を追って80マイルから90マイルに上がる時もそうですし、90マイルから95マイルに上がる時もそうです。強く投げる強度がもちろん高くなれば、張りが出てきたりとか。そういうところだと思うので。去年も試合にそんなに投げているわけではないですし、これからそういう張りがもちろんでてくることもあると思うので、そういう時に臨機応変に対応できたらなと思います」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)