コロナで大量離脱した球団の成績は? 苦戦かと思いきや各チームが5割超えと奮闘
ヤクルト、巨人は離脱期間中どちらも勝ち越していた
新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者らはチームからは隔離され、2週間の自宅待機を強いられる。この間、チームは複数の選手を欠いた状態で戦うことになり、大きな打撃を受けることになる。
ただ、プロ野球はチームスポーツでもある。誰かが抜けた時でも、チーム全体でその穴をカバーすることが求められる。そういう時こそ、チームとしての総合力が問われる。
今季ここまで新型コロナウイルスによる離脱者を複数出した球団は、実はその離脱期間中、チームの成績に大きな影響があったわけではない。ヤクルトは西田や青木、内川が離脱した3月31日から復帰前日の4月15日までの14試合で7勝3敗3分と4つの勝ち越し。巨人も丸ら6選手が抹消となった4月4日から復帰前日の同22日まで16試合で10勝5敗1分と5つの貯金を作っている。
日本ハムは4試合の延期があり、西川らが抹消となった4月30日から復帰前日の5月14日まで4勝4敗の五分。それまでに借金6となっていたチーム状況を考えれば、決して悪い成績ではなかったのではないか。日本ハムでは杉谷拳士内野手が奮闘したり、ドラフト2位ルーキーの五十幡亮汰外野手の台頭があったりと収穫もあった。
チームのピンチは、代役となる選手たちにとっては大きなチャンスとなる。そういった選手たちの奮闘があれば、主力離脱の穴も埋められるということだろうか。
(Full-Count編集部)