西武・平良は心配無用? “2年目のジンクス”に陥らない選手の特徴とは…
前年までの投球回が15イニング未満だった新人王投手は…
パ・リーグでは「前年までに15イニング以上を投げた」新人王投手は4名しかいないが、まだ結果のわからない平良を除き、誰も2年目のジンクスには陥っていない。逆に「前年までの投球回が15イニング未満」だった新人王投手5名のうち、藤田氏と高梨は翌年も成績を落とさなかったが、森山氏、正田氏、小松氏の3名は、前年に比べて安定感を欠く内容となってしまった。
平良は160キロに達する速球だけでなく、チェンジアップ、カットボール、スライダー、カーブ、ツーシームといった、多彩な変化球も持ち合わせている。今後さらなる研究が進んだとしても打ち崩しにくい投手であることに変わりはなく、そういう意味でも平良がこのジンクスにはまる可能性は高くないだろう。
もちろん、それだけのポテンシャルを持った投手だからこそ、1年以上1軍で活躍し、新人王を獲得できたとも言える。今回紹介した先輩たちと同じように、2021年もシーズンを通して、重要な役割を担うことを期待したい。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)