9年ぶり7戦勝ちなし、月間打率はわずか.200… 貧打に喘ぐ鷹打線に起爆剤はあるか?
月間のチーム打率は.200、主力は軒並み1割台か2割台に落ち込む
だが、結果には繋がらず2安打だけ。試合後、工藤公康監督は「僕も調子の悪い打者に投げると、どうしてもバットが出てこないとか、振りにいったらボール球だったとか、待ったら甘かったとか、そういうのは経験している」と語り、苦戦の続く打線を案じた。
この日の試合前に報道陣に応じた小久保裕紀ヘッドコーチは「線全体が状態が落ちている。あまりこういうことはない。猛打賞の選手がどれだけ出ていないかと考えたら、こういうことは珍しい」と語っている。それほどまでに、野手全体の状態がどん底にある。
6月5日の阪神戦で11安打を放って以降、10試合連続で1桁安打。ここ5試合は7安打、4安打、3安打、6安打、2安打と5安打以下の試合が3試合もある。6月の月間チーム打率はこの日で.200まで下降。1割台寸前のところにある。個々の月間打率を見ても、中村晃、今宮、松田が1割台に落ち込み、この日本塁打を打った柳田も.211、前日同点弾の栗原も.214と、主力が軒並み不振に陥っている。辛うじて6月の月間打率が3割を超えているのが三森だが、ここ3試合は1安打止まりとなっている。