大谷一問一答 本調子でなくとも2戦連続QSのワケ「データをうまく逆手に」
打撃は3打数無安打2三振「得点力で必要とされている。仕事が出来なかった」
――マドン監督は控え野手が3人いたら投打同時出場できると言っている。今日は2人しか使えない状態にも関わらずリアル二刀流を託された。
「基本的には野手がしっかりといる状態でないと、監督的にも自分的にも怖いところがあるのかなと思うので、通常ではないのかなと思いますけど。今はトラウト選手がいない状態なので得点力という意味で必要とされているのかなと思います。勝つための重要なピースとして起用してもらったのかなと思うので。打つ方面でその期待に応えられなかった。そこはチームのために仕事ができなかったのかなと思います」
――5回のピンチで球威が上がった。
「あそこはホームランはもちろん良くはないんですけど。トータルで試合を作る中で全部が全部、全力で投げればいいってわけでないので、その勝負どころの見極めも大事ですし。あそこで勝つ確率を残すためには、やっぱり一番重要なところではあったので。絶対抑えたい場面ではあったのかなと思います」
――今季は本調子でなくても抑えられる試合が多い。引き出しの多さに成長を感じるか。
「相手がどういう風に考えているのかなとはよく考えるので。そこは投手やってても打者やってても変わらないですし。必ずしも状態が良い時ばかり投げられるわけではないので。特に調子が悪い時っていうのは、そういう自分が投げているボール以外の要素のところで打ち取っていく部分が大きいかなと思います」
――大谷選手の世代だと世界が目標になるのか。
「どうなんですかね。プロ野球を見る機会が多いんじゃないかなとは思いますけど。ただ、前よりはメジャーリーグを見る機会が多いかと思いますし、目にする機会も多い。ここにいる以上はワールドシリーズに出てみたいと思うし、それで勝ちたいのが一番の目標だなと思います」
――いくつからメジャーを目指す夢を持ったか? 当時、影響された日本選手は。
「いくつっていうのは特にないですけど。いつかもっともっとうまくなったら、やっぱり一番高いところでやってみたいと思うのが普通だと思うので。徐々にそういうふうに考えるようになったっていうところ。テレビで見てきたのは松井さんとイチローさんが断トツで多いので。そのゲームをよく見るがあったのかなと思います」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)