大谷一問一答 球宴ファン投票選出に感慨「目指すべき場所」 投手登板は「言われたら」
初の月間MVP受賞「ここからもう1回、仕切り直してもう半分、シーズンの半分頑張りたい」
――ア・リーグを指揮するレイズのキャッシュ監督は大谷本人次第と言っていた。投打同時出場へ障壁はあるか。
「出来ないと思うことはないですね。ただ、DHの選出なので、そこで投げることが適切なのかは分からないですし。僕から他の監督に何か言うことはないですし、もちろん投げてほしいと言われれば投げると思いますけど、僕から何か言うことはないかなと思います」
――6月は月間MVP。この1か月は何が良かったか。
「6月上旬もそこまで本塁打も出ていなかったですし。もちろん良い状態ではないという感じだったんですけど、徐々に徐々に上がっていったのが後半だったので。たまたま、そういう月のあたりだったのかなという感じではあるかなとは思うので。ここからもう1回、仕切り直してもう半分、シーズンの半分頑張りたいなと思います」
――オールスターに出たいと思う1番の理由は。
「出たくないと思う理由がないので。もちろん選ばれて出るという選択肢しかないくらい光栄なことだと思っています」
――本塁打王争いをしている。目指していくか。
「ターゲットになるならないはないですけど、もちろん積み重ねてそうなれば一番いいと思います。高い目標にしていますし。ただ、まだ20後半(28本塁打)なので。本塁打王争いになってくれば40本、50本打たないといけないですし、まだ30本にもいっていないですし、1本1本の積み重ねかなと思います」
――ファンは一番何を期待して投票したと解釈しているか。
「僕はファンではないのでそこはちょっと計りかねるところはあるんですけども。もちろん一番は残っている成績というか数字、やっぱり単純に判断しているのが大きいのかなと思いますし。そこでDHの枠として、誰が1番いいのかなと思った時に、1番最初に見るのは数字の部分なので。1番はそこじゃないかなとは思っています。プラスしてやっぱり投げたりとか色々な起用法として面白みもあるのかなと思う。そういうところがプラスしている部分ももちろんあるのかなと思っています」
――オールスターで選手として探したいもの、求めたいもの。
「プレーヤーとして必ずプラスになると思う。試合もそうですし、色々な選手とコミュニケーションをとって。トップの選手たちが集まってくるので、どういう選手なのか観察することもできると思いますし。実際にゲームの中でトップ選手たちのプレーを見る機会があると思うので。必ずプラスになると思っています」
――オールスター戦で覚えている試合は。
「やっぱりイチローさんの出てる試合かなとは思いますね。まあそこメインでみんな見ていたと思いますし。数多く映る場面が多かったので。ちょうど野球やっぱり1番楽しい時期だったと思いますし見ていたかなと思います」
――イチローさんは2007年にオールスターMVPに選ばれた。出るからには目指すか。
「結果もそうですし、まずは雰囲気をしっかりと楽しんでプレーしたいと思っています」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)