メットライフドームの“三振メロディ”がSNSで話題 「期待以上」と担当者も驚く展開に
埼玉県の建設会社が長らく使用するCM音楽が効果音に採用された
――県内企業として、県内のスポーツ団体に携わることはこれまでもありましたか?
近藤建設株式会社住まい統括部・宇佐見智大さん「プロ野球、高校野球、Jリーグなどのテレビ・ラジオ中継のCM提供や地域の少年野球大会、マラソン大会などの後援はありますが、オフィシャルスポンサーとして応援させていただくことは初めてです」
――ではメットライフドームへの出稿のご経験も?
宇佐見さん「これが初めてとなります。新しくなったLビジョン、しかも映像と共に音の演出……ドキドキでした」
――従来の場内広告のような視覚的なパブリシティだけでなかった理由はあったのでしょうか。
宇佐見さん「昨年末、西武ライオンズの担当者の方から、新しくなるLビジョンで、ピッチャーが三振奪取時に、ビジョン演出と共にジングルを流すという、(ヤンキースの本拠地)ヤンキースタジアムと同じような取り組みを検討しているので、あのCMの『こん・こん・こんどう……』のメロディを、というお話をいただきました。
お聞きした時は、埼玉県の会社として光栄でありがたいお話、魅力的な企画と感じましたが、三振奪取で盛り上がったところで当社のCMメロディが流れていいのかな? 試合進行の邪魔にならないかな? 僅かな時間で効果はあるのかな? というのが正直な気持ちでした。
検討を重ねるなかで、当社が今年60周年を迎えること、誰もが楽しめるボールパークとして生まれ変わったメットライフドームが当社の事業コンセプト『快適生活応援・幸せづくり』に相通じること、西武初めての取り組みを通じて表現できる効果、視覚だけでなく聴覚でも訴求できることが魅力だと思いました。また、短い時間ですが20年以上CMで流している、地元では耳馴染みのあるメロディだからおもしろいかもと、社内やお客さまの意見にも押され決めました」