3.5ゲーム差は「あってないようなもの」 阪神&巨人に共通する“懸念材料”とは?
阪神は岩崎の状態が気になるところ、巨人は菅野の復帰が不可欠
開幕から22試合連続の被長打なしと快進撃を続けてきたが、6月に疲労を考慮して登録抹消に。1軍復帰後はここまで6試合に登板し、うち3試合で失点している。「やられる回数が多くなってきている。強烈だった去年と比べてはいけないが、万が一この先に岩崎が不調になった時にどうするかは考えておかないといけない」と野口氏。第2、第3のセットアッパー候補のアテを、後半戦までにつけておきたい。
中継ぎへの不安は、一方の巨人にも。対照的に先発陣が揃いきっていない状況で、リリーフをつぎ込む“マシンガン継投”も少なくない。「続けられて1か月」と野口氏もみる“急場しのぎ”の面は否めないだけに、パンクする前に先発の頭数を揃えたい。メジャー挑戦をへて復帰した山口俊は3戦2勝と頼もしいが、最後のピースはやはりエースの復調になりそうな状況。野口氏も「菅野(智之)だと思います」と言い切る。
阪神はリリーフの厚みを増し、巨人は先発の厚みを増し、リリーフへの負担をいかに減らすことができるか――。形は違えど、優勝争いのポイントのひとつにはなってきそうだ。
(Full-Count編集部)