大谷翔平が自己最多タイ4勝、ダルは安定、菊池は進化… 日本人投手の前半戦を総括
2度のボークに不満の表情、今月7日に節目の日米通算50勝
先発予定だった5月27日(同28日)のアスレチックス戦は“交通トラブル”により登板を回避。バス渋滞のため地下鉄で球場入りし、「DH」で出場した。仕切り直しとなった同28日(同29日)の同カードは6回3安打3失点で今季初黒星。相手打者に死球を与えて大ブーイングを受ける事態になった。
6月4日(同5日)のマリナーズ戦は6回4安打10奪三振2失点で今季2勝目を挙げた。メジャー初の無四球投球だった。同11日(同12日)のダイヤモンドバックス戦では2度ボークを犯して、判定に納得できない表情を見せた。観客の入場制限が撤廃された17日(同18日)のタイガース戦では6回1失点で3勝目。相手のセーフティバントにダイビングする気迫を見せた。
同23日(同24日)のジャイアンツ戦では初の粘着物質検査に笑顔で応じる姿が話題に。同30日(同7月1日)のヤンキース戦はメジャー初の「1番・投手」で登場も、1回を持たずに7失点で降板。5四死球と制球が乱れた。しかし打線が奮起して逆転勝ちを収め、黒星は逃れた。
前半戦最後のマウンドは7月6日(同7日)のレッドソックス戦。今季最長タイの7回を投げて5安打無四球2失点と好投。2018年に並ぶ自己最多タイの4勝目は日米通算50勝目となった。オールスーターゲームでも1イニングをパーフェクトに抑えた大谷。後半戦も、打撃だけではなく投球でも球場を沸かせてくれそうだ。