大谷翔平が自己最多タイ4勝、ダルは安定、菊池は進化… 日本人投手の前半戦を総括

澤村は無傷の4勝、巻き返しを期す前田

〇澤村拓一(レッドソックス)
35試合(35救援)、4勝0敗、0セーブ、6ホールド、36回2/3、27安打、43奪三振、18四球、1死球、防御率2.45

 ロッテから海外FA権を行使して今季レッドソックスに入団。4月2日(日本時間3日)のオリオールズ戦でメジャー初登板を果たし、1回を無失点に抑えた。高速スプリットを武器にデビューから5試合連続無失点を記録し、同23日(同24日)のマリナーズ戦で1回1/3を無失点に抑えてメジャー初勝利をマークした。

 アレックス・コーラ監督の信頼を得た右腕は、その後も大事な場面で登板。回跨ぎもこなせるタフネスぶりで、6月は12試合に登板して失点した試合は3試合のみで3勝をマークした。7月も7日(同8日)のエンゼルス戦から3試合連続無失点を続けている。

〇前田健太(ツインズ)
14試合(14先発)、4勝3敗、67回2/3、72安打、71奪三振、23四球、3死球、防御率4・66

 ツインズ移籍1年目の昨季は11試合で6勝1敗、防御率2.70。ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど存在感を示した。今季は4月1日(日本時間2日)のブルワーズ戦でメジャー初の開幕投手を務め、5回途中2失点。続く7日(同8日)のタイガース戦で6回2失点で初勝利を挙げるも、なかなか状態は上がらなかった。

 同21日(同22日)のアスレチックス戦は3回7失点。5月3日(同4日)のレンジャーズ戦は6回無失点で2勝目を挙げるも、以降の3試合はいずれも5回以内に降板。同23日(同24日)に右内転筋の張りで負傷者リスト入りした。右腕に痛みも発生して投球再開まで時間を要したこともあり、4年ぶりにマイナーの試合にも登板。6月14日(同15日)のマリナーズ戦で復帰してからの成績は5試合で2勝1敗、25回、32奪三振、防御率3.60。7月登板の2試合はいずれも無失点に封じており、後半戦の巻き返しが期待される

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