後半戦巻き返しへ鷹に見えた光明 工藤監督にとって「予想以上」だったことは?

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

工藤監督も絶賛「予想以上に先発投手が長いイニングを投げてくれた」

 試合後、工藤公康監督は「悪いボールがなかったというくらい全てのボールが良かったんじゃないかな。甲斐くんのリードも光った試合」と好投した東浜を絶賛。そして「予想以上に先発投手が長いイニングを投げてくれたことで、リリーフの負担も少ないですし、また明日しっかり戦える」と2連勝を飾ったこの2試合に確かな手応えを感じた様子だった。

 37勝37敗14分けの勝率5割、4位で前半戦を折り返したソフトバンク。2年連続のリーグ優勝に向けて楽観視できない状況で、この後半戦を迎えた。4ゲーム差にいる首位オリックスを追いかけるためには負けられない試合が続く。その中で、この2連勝は結果、そして内容ともに光を感じるものとなった。

 何よりも初戦の石川柊太投手、この日の東浜巨投手と2人の先発投手がほぼ完封ペースと言っていい好投を見せた。開幕投手を務めた石川は前半戦17試合で4勝止まり。好投しながらも勝ちに恵まれない投球が続いた。出遅れた東浜は7試合で2勝2敗。投球内容は本調子とは言えなかった。五輪による中断期間で2人は自らを見つめ直して修正し、再開後初の試合でしっかりと成果として現れた。

ソフトバンク“らしい”守り勝つ野球で2連勝を飾った後半戦

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